ミンダナオ島の中心、人口120万人フィリピン第二の都市ダバオシティは 世界で一番広い市(City)だそうです。
1899年にアメリカの統治が始まるとアメリカ人移民が多数やって
来ましたが、資本・労働力不足およびマラリアなどが蔓延し困難を
極め開拓の夢は破れてしまいました。
その後マニラ麻の栽培を軌道に乗せダバオを開拓したのは日本人移民
でした。ダバオ開拓の父、太田恭三郎氏(氏の記念館がダバオシティに
あります)の太田興業や古川拓殖など日本企業が活躍しましたが、
実際に麻栽培を担ったのは日本から一旗あげようと渡った請負耕作者
の人々です。
戦前には約2万人の日本人移民が暮らし、当時のダバオ州政府の
税収の70%は日本人が支払い、道路の殆どは日本人によって
開かれたそうです。
また現在日本を含め海外からはビジネスマン・ボランティア・
フィリピン人と結婚した人の他、定年後のセカンドライフを求めてくる
人々も少なくありません。
市の清潔度でも全国で上位を占め、農産物が豊富で特に
パインナップルやバナナなどの殆どは日本に輸出されています。
気候も年間通して温暖で過ごしやすく住み良い生活環境に
恵まれています。
そして、なによりここダバオがあるミンダナオ島には地震や台風の
被害は少なく、ダーティーハリーのようなロディ・ドタルテ前市長の
治安対策のおかげで街の治安も極めて良好です。
現市長はロディ・ドゥテルテ前市長のご長男さんが務められています。 物価などは日本の半分程度と考えてよいと思いますが、 最近は物価の上昇が目立ちますね。
最近はコンドミニアムの建設が多数予定されており、また新規オープン・建設中のショッピングモールなどもあり、
これからどんどんダバオシティが発展し変化していきます。
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